アダルトチルドレンで疲れ果ててしまったときの対処法
そもそもアダルトチルドレンとは疲れ果ててしまう生き物だということを認識しよう。
アダルトチルドレンは人生の出発地点を0と考えると、-100の地点からスタートすることになります。
生まれながらにしてハンディキャップを背負っているということです。
生まれながらにして、デブスのコミュ障ということです。(やめろ)
なぜなら、生まれてこの方、自分の絶対的自信(自分は存在しても良いという生きる上でなくてはならない条件)と、自分の全知全能の世界を体験することなく生きてきたからです。
人間はお母さんやお父さんという存在によって、幼児の時に誰でも絶対的王様となります(そしてならなくてはなりません)
「俺がこの世でなんでも願いを叶えられる。そしてなんでも一番に優先されるんだ」
なんだか興味深いことですが、人は一度全知全能の神となり、不完全なものとなる過程を踏みながら死へ向かっていくんだね。
そしてこの絶対的な自信を確立したのちに、私たちはその世界がまやかしであったことを知り(本当はまやかしではないのですが、社会的にみるとってことで)健全に傷ついて、その全知全能の世界が世界中にたくさん存在していてそれを共有したり自分の世界に時に戻ったりしてほかの人間と生きていくことを学びます。
よく「最後に信じられるのは自分だけ」という言葉を聞くけど、
これは、自分を信じることのできる心とそれによって、自分の世界を守れるのは最終的に自分のみだぜ!という意味合いで使われている言葉なんだろうなと私は思っています。
▼しかし、アダルトチルドレンの場合そうはいかない
そもそも、絶対的な自信というものをアダルトチルドレンは取得せずに育ちます。(正しくは取得せず育ったため、アダルトチルドレンとなる)
つまり、アダルトチルドレンは一生を通して、絶対的に信頼できるものがないまま生きていかないといけないのです。
一生、不安なまま生きていくことを強いられた地球外生命体なのです。(※地球内生命体です)
個人的に人間ってのは自信がないと立っていられないほど弱い生き物だと思います。
と、いうことで、
アダルトチルドレンてのは本当はすっごいんです。
だって、立っていられないほどの不安を抱えてそれでも生きているから。
うつ病にもなるし、きっと手首だって切るよ。
当たり前だよね。だって、お前なんで生きてんの?(笑)って常に何か(小さなときに絶対的な自信を習得できなかった自分)に言われて生きてるんだから。
常に戦闘態勢。常に戦場にいる兵士のような心持ち。
本当は独り相撲なんだけど。
だから、もっと自分のこと肯定してあげてください。
なんて手垢のついた言葉だろうか。
でもそれは、根拠がなく「自分って素晴らしい!」って言い聞かすということじゃないです。根拠がないポジティブさは常に生に対してネガティブな自分をさらに追い詰めるからやめたほうがいいです。鬱が最終的に悪化したりします。
「 ああ、人よりハンデ背負ってるのにそれでも生きてるのか、俺、私ってすげえのなー」
って底なしに褒めましょう。
ハンデを背負っていることを認識して認めてあげてください。
実はあなたは誰かの荷物までも背負って生きてるのです。それを認めて褒めてあげてください。
本来なら国から感謝とかされたいぐらいだよね。公式で表彰状あげたいくらいだわ。
ただ、そこに立ってるだけで本当はしんどいのにね。
歩くだけで息が上がるのにね。
「みんな平地歩いてるのになんで俺だけ、坂を上ってんの?坂の上の雲?司馬遼太郎なの?」
ってなるよね。(司馬遼太郎じゃないよ)
ひたすらに頑張ってハンデである-100を埋めたら、やっと人と同じくらいのところまできたよ。
それがアダルトチルドレンなんだと思います。
それは、あなたの能力がなかったわけじゃないです。ただ、人の二倍の重荷を背負って生きてきたからです。
つまりこの過程を生きただけであなたは人より秀でているということなんです。
『今まで生きてきた』その事実だけで、あなたが人より優れていることを証明できるということ。
その過程において、つぶれなかった人は奇跡だと思います。たいていは一度は何らかの形(病気とかドロップアウトとか)でつぶれると思います。でもそれは当たり前よね、二人の荷物背負えるか!ボケ!
私は変な話、ドロップアウトしたっていいと思うんですよね。
でも、実はアダルトチルドレンは、それがなかなかできないようになっていると思います。
絶対的な自信がないと人は何か、目に見える価値にすがりつくからです。
つまり、社会的に認められたいという欲求が強い。
皮肉なものですよね。
人はそもそも可視化できるものが大好き。 地位も名誉も基本的には大好きな生き物です。
だから社会的に良しとされる価値観に縛られるし、それをなかなか手放せない。
簡単に言うと「止めよう止めようと思いながらも止めることのできない悪い習慣に耽ってしまうこと」
がしばしば起こるものだとされています。
アダルトチルドレンはそれに加えて自分に自信もないもんだから、たとえそれが自分にとって病気を引き起こしたり、価値が全くないものだとしても、
「でも…私、これがなくなると、また、-100に戻っちゃう!!!!」
とパニックになってさらに強くその価値(大多数の人間が良しとするもの)にしがみつくようになります。
自分の良しとするもの<<<<<<大多数の人間が良しとするもの
でも、それはアダルトチルドレンとしては当たり前の反応と言えます。
普通の人の抱えてない荷物を持ちながらそれでもなお、生きていくためには、何かに依存してもおかしくない。依存することでやっとこさ普通(のフリして)生きていけるようになるということですね。
「そうやって生きてきたらそりゃそうなるよなあ…。心中お察しします」となるわけです。
「もう無理すんな…休め!!!」
てことだと思う。
あと、あなたが、弁護士でも、主婦でも、親から捨てられた孤児でも、他人からしたら同じ価値だということを覚えとこう。
他人からしたら所詮、どんだけ金持ちでも、偉い地位でも、他人は他人。
どんな肩書を持っていても、全く何の責任もとってくれないし、むしろ、肩書が良いものなら足を引っ張ったりもする。
ここの信念が弱いから生きるのがしんどいんだよなあ。
▼まずは受け入れるということから始める
(アダルトチルドレン)から立ち上がる必要性を考えてしまうと、それはそれは難しいことだと思うんだよなあ。
そもそも立ち上がるという考え方もおかしい。
もともと失敗もしてないし、転んでもないから。
そのハンデを背負ったのはそもそもあなたのせいじゃないよ。自分がしていない過ちに対しては責任をとらなくていいよ。ってことを認識してほしい。。
とはいえ、決して自分がアダルトチルドレンという事実も消えないし、死ぬまで変わらない。
だから受け入れるしかない。
もう、自分で変えられないことは受け入れるしかない。
そんなの無理!!!!絶対無理!!!!変わったら苦労しねえ!!くぁzwsぇdcrfv
そうだよね。。だから無理でいいよもう。だから少し、休もう。
休んで、例え可視化できる価値が総てなくなったあなたにも絶対的な価値はあるし、
そもそもアダルトチルドレンは傷がつきやすいのだから。